2018年5月15日火曜日

MICE施設計画は一度立ち止まるべき(1)

ジャパネットグループが三菱重工幸町工場跡地にサッカースタジアムを中心とした新施設を作ることになり、それに関連して長崎市が計画しているMICE施設との機能重複が問題になろうとしている。


私は従来からMICE推進の立場なのだが、とりあえずここは一旦立ち止まって考える必要があると思う。

なぜ立ち止まる必要があるのか、という最大の理由は、本当はMICE施設の本質的な議論ではないのだが、駅周辺の区画整理事業を見直すために、一旦MICE施設の計画を止めないといけない、ということである。


まずはここの記事を参照頂きたい。


今の区画整理事業の図面だと、長崎駅前電停付近の交通量が今以上に増えて、渋滞がひどくなる可能性がある、それをなくすためにも、北側から新長崎駅に来る車は、浦上側沿いの道に誘導しないといけない、という話を、上の記事に書いた。

ここに写真があるので、引用したい。
地元の人なら土地勘があるので、写真を見ればすぐイメージできると思う。



これを見ればわかるが、浦上側沿いの道から駅西口に入る大きな道路が、今の設計では無いのである。そして、何故か川沿いの道と八千代町を結ぶ位置に広い道路が計画されていて(「新しい長崎警察署」と書かれた部分)、駅西口に北から来るとすれば、ベストウエスタンホテル裏の道から入るのだろうか。全く意味のわからない道路配置になっているのだ。


今度はMICE施設の案。見事に駅の西側を建物でふさいでいる。
写真左側にホールとホテル、細い道を挟んで右側が駐車場である。

果たしてこの構造でいいのだろうか。川沿いから駅西口に広い道路を作る必要があるのではないだろうか。


これは幕張メッセの空中写真である。中央の展示場部分と、右側のホテル(ニューオータニ、アパホテル等)は広い道路を挟んで屋根付きの歩道橋で結ばれている。別に展示場とホテルが一体化する必要はない。長崎でも、展示場とホテルの間に広い道路を通して、浦上川沿いから駅に入れる導線を確保すべきだろう。

私が言いたいのはこの部分。道路や建物の工事が始まってから、道路の配置を変える、というのは、ほぼ不可能なのだ。だから、ここは一旦立ち止まって、計画を練り直して再度入札にかける、という手順を踏むべきだと思う。

もちろん市が、最初の設計が悪かったから設計しなおした、とは言う必要はない。次の入札の時に、しれっと図面を書き換えたものを出せばいいことだ。

ここに続く